晩飯日報 2023.01.15

 日記を書く気があるな。書こう。一度書き上げるととハードルが下がって良い。

 昨日の日記でも書いた現状の関係で、ここ数日両親が家を空けている。したがってその間の生活は疑似一人暮らしのようなものになっているが、特に晩ご飯を食べる時に一種の寂しさを感じてしまう。これは、いつも誰かと食っているから一人だと寂しいというのではなく、たぶん今後の人生で本当に一人暮らしになった時、こういうルーチンを繰り返すのだろうなあ、と想像できてしまうことに起因する。その夕食の内容はこう。

・スーパーで買った天丼

・ランチパック(たまご)

ラムネ味のよくわからない飲み物(美味しかった)

・スコーン

 チョイスがチグハグすぎる!!バカが選んだメニュー。このラインナップを女性声優のニコ生(これです)を見ながら食べたのだけど、こういった食事を繰り返している未来が容易に見えたのでビビってしまった。ほとんど思い付きのような脈絡ない食べ合わせのメニューをインターネットを見ながら一人でかきこむ成人男性。こういう生活でも全然構わないといえば構わないのだけど、おれ個人については天丼にラムネ味の飲み物を合わせる意味不明さを発揮してしまうので気を付けた方が良いだろうな。なんか悲しいし、ちょっと高えし。自分の人生の献立はおそらく最寄りのスーパーに依存すると思うので、品揃えがおもしろいスーパーの近所に住めると良いですね。

 高橋幸宏さんの訃報を知り、YMOやソロの音源を聞き返していた1日でもあった。YMOが好きな同世代というのは(世界には沢山いるだろうけど)身の回りにはおらず、誰かとYMOの話をした経験は大学1年の頃の保健室の先生だけだった。その人はリアルタイム世代だったので自分がYMOを知っていること自体に驚いていたが、その話をきっかけにベスト盤を買い直すなどしてくれて、世代の差を超えた熱を持って楽曲についてああだこうだ語ることができたので楽しかった。余談だけどこの頃は他にも、カナダ人の先生の部屋にジョイ・ディヴィジョンのポスターが貼ってあることに気付いて声を掛けたところUnknown Pleasuresの話をできたり、自分が聞いている7,80年代の音楽について語る機会がいくつかあったので良い時間だったな。

 自分が生まれる前から活躍していて、自分が興味を持った時にも活躍している人のことは、この先もずっとその姿を見せ続けてくれるように錯覚してしまう。悲しい。

 作詞・作曲:高橋幸宏、歌詞がすごく好きな曲。

 洗い物をしながらYellow Magic Children #1を聞いた。トリビュートのライブ盤という珍しいアルバムで、全曲めちゃくちゃ良かった。洗い物は時間が掛かるのでアルバムを通しで聞くのにはちょうど良い時間かもしれない。

 特に好きな曲は高い壁には幾千のドアというDAOKOの曲のカバーで、ピアノリフが体操のものになっていたり、NICE AGE冒頭の電子音をサンプリングしていたり、後半はもうそのままマッシュアップになったりと、既存のものをくっつけて別のカッコ良さを生みだすことに興味のある自分にはかなり刺さった。これを生でやっているのも良い。

 音楽を聞くのはいいが部屋が過去一番乱雑としている。明日一日かけて正常な状態に戻したい。まだ断線したヘッドホン直せてないし。