こういうメモ書きのような記事はnoteの方が読む方も書く方もやりやすいのではないかと思うが、noteは少しSNS味が強い感じがしており、やりたい距離感として最適なのははてなブログに短文を書き連ねることだろうと判断した。という感じで始まる普通の日記です。
10選の放送が9回目になった
2016年に先代から引き継いで開始した音MAD10選の放送であるが、途切れることなく続けることができ今年で9回目となった。始めた頃は高校2年生だったが、時は流れていまや社会人1年目である。ベタにあっという間だったとも感じるが、流石に高校・大学・大学院・社会人とそれなりの環境の変化があったにも関わらず同じことをやり続けていたという事実には感慨がある。音MAD10選の放送は大晦日に年1回やるだけであるが、1年分の動画の中からマイ・ベスト・テンを選ぶという企画を進行している性質上、だいたいいつも頭の片隅のどこかで音MAD10選のことを考えていた9年間だったといってよいだろう。おれが音MADを人よりも沢山見ようと努めていたのは、端的に言って音MAD10選をやっているからであった。勝手に自分の動画の得票数が可視化され、本来自由であるはずの動画群に対して優劣が付いたように見える(詭弁ではなく、本当に付いたように見えるだけである。『付いたように見え』た内容(10選の結果のこと)にきわめて多くの観測者が『優劣』として同意してしまうと本当に『付いた』ことになってしまうが、まずもって運営がそういうつもりでやっていないことは何度も言っているし、少なくない人数が音MAD10選が絶対的な評価を与えている訳ではないと考えていることを知っているので、付いたように見えるだけである。しかしながら、この『付いたように見える』という本質の無いゴースト的な性質が、逆説的に承認に関連した不安を煽ってしまうというのが、仮想敵として作り上げられる音MAD10選の権威性・暴力性の問題をややこしくしていると思われる。フィクションのランキングだとしても、自分の動画にあまり票が入らず、誰の印象にも残らなかったように感じられるというのは、なかなか辛い。実体験として、2018年に動画を11本投稿したものの合計で1票しか入らなかった時はけっこう嫌だった。)企画をやっている以上は、普通に音MADを見ている場合ではなく、他者の評価によらないおれだけの音MADの見方というものを確立すると同時に、公開マイリストに置くことで衆目に対して明示する必要があると考えていた。一言でいえば使命感である。ありがたいことに、自分のマイリストを「年間アーカイブ」として認識してもらっている声は何度か聞いたことがあるし、おれ個人としても10選の票数などは偶然気に入ってもらえた人が多くて嬉しいという性質のものであって、この目で実際に見た有象無象の音MADの存在を論拠として10選はどう考えても音MADに対する絶対的な評価たり得ないことを認識することができたので、少なくとも無意味な使命感ではなかったと思う。一方で、2024年は音MAD観測にあまり時間が割けず、人並みに見ている程度に収まってしまったので、これまでと同じ動き方はそろそろ限界かなとも思う。音MADを世界で最も面白いメディアと信じて見続ける行為を9年間継続するためのエンジンであった10選に感謝するとともに、持続可能な音MADの何たるかを考えるフェーズに入ってきているというのがおれの現在地です。
雑報
・Xの恒常的な使用をやめてみた。文章はこのブログとか個人鯖で書くようにします。
・Clear MG Proという178,000円もする自分には不釣り合いな最高級ヘッドフォンを購入した。今まで聞いてきた曲が全然違う曲に聞こえるというおそろしい音楽体験が日夜続いている。一介の音楽リスナーの分際でなぜ?と思われるかもしれないが、思ったより自分の中での音楽に関係する物事のプライオリティは高いということがわかった。毎年言ってるけど、今年は趣味の楽曲制作を基礎から頑張りたいです。Clear MG Proのためにも本気で。
・ドナルド・フェイゲン『The Nightfly』が良かったです。ドナルド・フェイゲンって今日まで知らなかったんですけどスティーリー・ダンの創設者なんですね。デジタルレコーディングだからか古臭さをあまり感じない。M7『The Goodbye Look』のイントロの丸い感じのシンセかっこよすぎる。
・ちゃんと127万回再生されてた。不変。
・ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定に完全加盟というニュース。シェンゲン協定のことを名称から内容まで完膚なきまでに忘れていたが、加盟国であれば出入国審査なしに移動できるEUのアレだった。最近 島国根性 について考えているので興味深いニュース。
・XとYoutube Shortsをやめたら暇すぎて代わりにU-NEXTを見るようにしている。にけつッ!!の最新回と#1を見た。#1でケンコバが「オレは女じゃなくて女体が好きなんだとやっと気付きました」と言っており、ケンコバであることを差し引いても今だとけっこうヤバいなと思った。最新回ではジュニアが千利休が日本で初めて手紙でボケた人物であるという説(現存する書簡の中で、弟子から鶏を贈ってもらった利休が「鶏じゃなくて金をくれ」と書いているらしい。めっちゃ金持ちなのに)を熱弁していた。このはさみ打ちに見ていく奇妙な見方によって、ジュニアとケンコバのトークスタイルや人間の変化を感じたいと思う。
・疲労と空腹で抑うつが爆発したけど寿司食ったら治った。飯は食うべきである。
・マキタの掃除機届きました。
・いまめっちゃ餅食べたいです。