昔の日記を読んでみる 2021年編

数年前から、誰に頼まれてもいないのに日記を断続的にインターネットに公開するようになったが、あまり読み返したことが無い。自分の日記はその日にあった出来事を書く記録的なものというよりも、その時点で考えていた迷いや蟠りを文章にして吐き出しているような側面が強いので、積極的に読み返すような気持ちにならないのだと思う。

しかしながら、相も変わらず人生に迷い続けている日々であるから、昔の自分がどのように迷っており、そこからどのように変化しているか(あるいは変化していないか)を一度確認してみよう。見返しやすいこのブログの日記から、2021年のものを読み返してみる。学部4年生の時だ。

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ベトナムの印象

出張でベトナムに行った。海外は10年前にアメリカ、去年に韓国と計2カ国しか行ったことが無いのであまり経験がない。しかし元よりアジア人であるから欧米よりアジアの方に興味があり、中でもベトナムは歴史や文化的に特に興味のある国の一つだったので二つ返事で出張を了承した。どうも、ベトナムに行きたくないと言った人間がおり、私にお鉢が回ってきたという経緯らしかった。確かに、アジア人という自覚の無い日本人の増えている現代では、ベトナムと聞いてイメージのみで尻込みする腰抜けもいるのだろうなと思った。

さて、短い期間のベトナム出張についての備忘録がこの記事であるが、観光やビジネスに役立つTipsをまとめたところで既に出回っている在ベトナム日本人の方々によるレポートには敵うはずもないので、私の旅行特有の、街中の看板や分電盤などおよそ観光的価値の無さそうなオブジェクトの写真がいくつかあるので、それを添付しながらベトナム語で何が書いてあったのか整理していくこととする。なお自由時間が一日しか無かったので、すべて同じ日に撮影した写真である。

よく見たら左下にFIFA 2026と書いてあるので最新の看板だ。「おかずを選べるオフィス向けランチ」とのこと。メニューの例は左から鶏フォー、牛フォー、炒飯(Cơm:飯)、鍋、おつまみ各種。赤い看板は警察による掲示。

ベトナムのマンホール。四角かつ斜めに切られて合わさっているのが面白かった。https://thienphat.com.vnはベトナムでインフラ向けのダクタイル鋳鉄製部材を作っているメーカーのようだ。

街中の配電盤。当然、「感電死の危険あり、近付くな!」と書いてある。ここで買えそうだ。25,000VND、約150円。右上の青地に書いてある「TBA」は「Trạm Biến Áp」の略で、変電所の意味。

割と綺麗に装飾されている個体もあって面白かった。有志にしてはしっかりしているので組織的に主導された取り組みのように思えるが果たして。

注目してほしいのは信号の付け根、青地の看板の下にあるボタンで、何を隠そう「歩行者用押しボタン」だった。看板も「NÚT BẤM(=押しボタン)CHO(=のための)NGƯỜI ĐI BỘ(=歩行者)」とそのまま書いてある。ベトナムにも押しボタン式信号機があるのか。このボタンと横断歩道の距離は日本人の感覚だとちょっと離れていて、知らない人は一生待ちぼうけを食らいそうであった。2017年に試験的に導入され始めたこの押しボタンは、浸透度合いが弱く場合によっては車両側が赤信号になっても無視される(!)ケースがあるようだが、自分の場合は普通に止まってくれた。そろそろ慣れたのだろうか。

寄った写真。後ろに映るバイク群はすべてこのボタンによる効果で止まっている。英語で説明書きがされていることから観光客向けでもあるのだと推測される。

街中にあるPF管がすべてこの色だった。寡占的な業者がいるのだろうか?

ビアードパパがあった。

ティエンクアン湖。子供と老人が釣りをしていた。普通に公園としての趣が強く、日本人ならば川沿いをイメージするとよいと思う。

思ったより写真撮ってなかった。以下、箇条書きで印象を列挙する。

 

・日本より最高気温が5℃くらい高いのだが、5月はまだそんなに暑くなかった。

 

・場所によるが、歩道は歩きやすい感じではなかった。

 

・統一公園の前が子供用のカートが走るために解放されていて、家族連れが多く馴染みのある光景だった。多摩っぽい。

 

・ベトナムは社会主義国だという印象しかない人に「中国みたいに監視が厳しいのですか」と聞かれたが、印象だけで言えば真逆だ。どうも、みんなだらっとしているように見える。特に街中では店の前にプラスチックの椅子を出して座っている店主が多く、街を家の中と捉えているかのようであった。ある意味で共有的なのかもしれないと感じた。

 

・一方で観光客向けの店は普通にシュッとしていた。日本だと一つの街には収まらない多様なあり方の店が入り混じっているのが面白かった。ブランド屋も、食堂も、換金屋も、銀行も、電気屋も、自動車屋も、すべてを脈絡なく置いている印象だった。

 

・街に犬が多い。野良犬ではなく、庭で飼っている感じで街にいる。これも共有的だ。

 

・めちゃくちゃな廃墟が普通にアクティブな路面にあってビビった。一応首都であるが、東京にも空きテナントは大量にあるしまあ理解できる。片付けられてないだけ。

 

・UFOキャッチャーのアームがクソ弱くてしょうもないと思った。

日記未満 20250705早朝

両方聞け!と思うのだが、驚くべきことに、真ん中を進んでいく人は0人なのである。結局、右に行く人は結構いるので友達ができるのだが、両方聞け!とか言う人には、本当に友達がいないのである。

フロクロさんや、中学からの友達でいまはギターのリペアマンをやっている彼が、月ごとに気に入った曲をSpotifyApple Musicのプレイリストにして共有しているのを見て、自分も作ってみようと思ったが、26曲が限界だった。自分のインプットというものの少なさを実感するとともに、そもそも新譜を定期的に聞く習慣が無いし、同じ曲を永遠に聞き続ける趣味なのでなかなか数は増えないのだろうなとも感じる。

music.apple.com

似たような話で、最近ようやくあすけんを適当ではあるものの3食登録するようなまともな使い方で運用できるようになったのだが、自分の食べているもののバリエーションの少なさが可視化されている。最近朝食を食べなくなったり、昼食は社食か決まった店で(それでもここが最も選択肢としては多いところだが)、夕食も社食なので、1,2週間くらいでメニューがループしている。スーパーで買うものも決まっており、ネオレーズンバターロールであるとか、ミニ羊羹であるとか、まったく新しいものが入ってくる予感は無い。自炊というものは一人暮らしになって始めやすい環境になったが、洗い物のめんどくささと、シンクが狭いという2点において、まったくやる気が起きない。早朝出勤がある職場で朝4時に起きて昼13時に仕事が終わった時は、あるあるとしてジャンキーな食物を摂取したくなるというのは通説である(社内で)が、ご多分に漏れずこのbanfutureも、マクドナルドを買い、アップルパイまで追加して、食べたらそのまま19時くらいまで眠るという1日もある。いわゆる「ドカ食い」であるが、これについてはバリエーションというかマクドナルドしか無い「1点張り」の状態で、もちづきさんなどはドカ食いに真剣であるためある種のリスペクトなどを持つのだが、banfutureはただただ疲れているだけなので、ハイカロリーの栄養を接種して幸せということも無く、この辺りも雑だなと思っている。あすけんをやるほどには健康への意識を向ける素振りをしているが、マクドナルドを少なくない頻度で食べて特に運動もしない不摂生ぶりは残すという、健康な人の仲間にも不健康な人の仲間にも入れてもらえなそうな生活である。最初の話に繋がるが、僕の生活は基本的に選択的に疎外であると思う。自分で選んでいる(感覚としては選ばざるを得ないのだが)ので仕方のないことだ。

班長合作の自分のパートのコメントを現在見てみたら、素朴に楽しんでいる様子のコメントの割合が増えていて笑顔になった。カイジのポピュラーさと、3万再生の広がりというものをはっきりと感じた。

nerdtronics3 待機動画 選出意図など

基本的にすべて僕が好きな動画です。セットリスト的機能を意識する解説もありますが、機能を実現するためだけに選んだ動画は無いのでご承知おきください。

全体として示しておきたかったのは「音MADの複層性」であり、「きたああああああ」とコメントされるようなメジャーな動画だけでもダメだし、低音域を重視してフロア鳴りだけを意識してもつまらないし、音MDM以前の動画が入っていないようでは我々の足跡を見誤るだろうし、「結局みんなで盛り上がるためのチョイスだな」などとは絶対に思われたくなかったし思ってほしくもなかったので、できるだけ色々な動画を入れるようにした。圧倒的迫力の前に大いなる一体感を得ることも数少ない人に深く深く刺さることも音MADにはできるのだから、両方やらない訳にはいかないのである。

大変きな臭い話のように思われるだろうが、結構本気でセットリストにおけるジェンダーバランスを50:50にすることはできないか?と考えていた。もっと言うと、男/女、実写/アニメ、現実/フィクションという軸を考えた時に、僕の通ってきた道で選ぶとやはり実写の男性とフィクションの女性の登場率は高くなってしまうだろうと思ったので、実験としてあらゆるバランスを保ってみようと考えてみたが、制作時間もあまり無い中でこのアイデアを数値的に詰めることは正直できなかった。刀剣乱舞おそ松さんなどファン層に女性が多い作品の音MADを入れることができなかったのは心残りである。現代的に選ぶならカリスマの音MADとかだろうか。ただ、扱いとしてより繊細な配慮が求められる立ち位置にあるだろうから、無闇に並置することが正義ではないだろうという正当なエクスキューズは考えられる。この記事に好きな動画を貼っておくに留めておこう。

以下の動画を選ぶにあたってはnerdtronics参加者内でのアンケートが大変参考になった。私一人の力だけで完成したセットリストではないことをここに示すとともに、関係諸氏に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

1. プリン道中記

なにかが開幕して、その後の足取りが示されるイメージがあったので最初に流した。原曲はテクニクビートに収録されていた妖怪道中記の細江慎治アレンジ。otogrooveの待機か休憩でも流れていたので、これまで待機・休憩動画を選んでいたowataxさんへのトリビュートも含む。物理的な意味で言えば、最初はミニマル音MAD的な音の動画を選ぶことでゆるやかに、しかし確かに盛り上げていくことを意識した。1:55の無音から最後にマーシャル・マキシマイザーになる流れはこの動画を知らなかった人の意表を突けると思い、ある意味でつかみとしてもすごく良いなと思って選んだ。

2. 田んぼ作りたいです

原曲は【MV】POKÉDANCE/ft. 初音ミクのインスト。非常に低音域が出ているアレンジに対して相対的に音域高めの女性(馬車芽めめ(CV:和泉風花))のパキッとしたセリフ合わせが乗っているので、WOMBのスピーカーで流すことができたら楽しいだろうと思った。自分の頭の中ではこの動画はプリン道中記と同じ引き出しに入っているので、この後の7時間近いイベントの地盤を作る意味で同じ雰囲気の動画を選び、「あ、待機動画にも流れがありそうだな」ということを体感してもらえたらよいなと考えていた。

3. Mystic Denwa

WOMBのLEDモニターで音MADを見られる嬉しさを感じたいと思い、黒背景の上で糸電話コンビとシャミ子が光っているこの動画を選んだ。原曲はSnail's House - ミスティック・ガール【合作】暗黒的Van尻祭2020 ~ 平家♂BOYメドレーの同曲パートを重ねたもの(投稿者コメントのStem参照)。映像のみならず、キックとスネアがしっかりしている原曲にコミカルでメロディックな音合わせと聞き取りやすいベースが鳴っているので、箱で聞いて楽しい音だろうとも思った。

4. 野菜肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉魚

踊れる音MADを考えた時に、真っ先に思い浮かぶのがこの動画だった。原曲はNankumo - OUTERSPACE RHYTHMSTAR(投稿者マイリスト参照)。自分の中ではこの動画までの4本がOPという位置付けだったので、いま我々がいる場所は非日常的なダンスを許容するクラブという場所のフロアであることをクラブに初めて来た人も多いであろう来場者に最初に示しておきたいと思って選んだ。肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜肉野菜に繋いでいくことも考えたが、時間が足りず断念した。

5. いまだけ祭り騒ぎ

ドナルド。原曲はオメガストライカーズよりHigh Tea Hijinks。素直に昨今のドナルド人気を鑑みたが、現在のドナルドを考えるならばまずはいまだけダブチ食べ美の話から始めたいと思ったのでこの動画を選んだ。最近はその限りでないが、マクドナルドと音MADの関連を考える上で重要人物である今田耕司が登場しているのも大きい。曲調的にもグッとテンションを持ち上げてくれる動画なので、ここから色々なことが起こっていく予兆と道が開けてきた感じが出ればいいなと思った。

6. 片道☆きゃっちぼ☆らんらんるー☆る

ドナルド。最新のドナルド・アンセムとして選んだ。原曲はMOSAIC.WAV - 片道きゃっちぼーる。ドナルドのポジティブな部分を換骨奪胎してSNSで活躍した食べ美がいるならば、自分が見てきたドナルドってこういうギャグだったよなという実感も確かにあり(他に東北産廃棄物さんの流れなどもあるが)、ドナルドが引き受けることのできる内容の広さを確認しておきたかった。最後の爆発は繋ぎのために多少カットした。

7. 告ルド

ドナルド。ドナルドが3回流れたら面白いと思った。原曲はLove so sweet。ドナルドから告白されてドラマ的演出でLove so sweetのイントロがそのまま流れるのが好きで、これがWOMBで流れたら面白いと思った。基本的に、これが流れたら面白いと思ったということに尽きる。メタ的には、短めのネタ動画も流れる空間であることを提示しておきたかった。

8. 今日のご飯は

短めのネタ動画として。原曲はLuna say maybe。音MADが単なる懐古趣味ではないことを表明するためにも、学園アイドルマスターの動画は入るべきだなと思って選んだ。あと、このトーンの動画って再生数の伸びに対してnerdtronicsに来るような層でもカバーしていない人がいる感覚がなんとなくあり、面白い動画なので是非伝えておきたいという気持ちもあった。ニコ生のコメントがリク生っぽいウケ方をしていて嬉しかった。

9. ハレループ

アイドルマスター繋ぎ。原曲はキーを+3したオドループ。逆に音MADはミーハー趣味でもないので、1世代前のシャニマスの動画を選ぶことで帰納法的に歴史があることを示すことができないかと思った。これも先程と似た理由だが、ハレループは自分の中で心に残る名作だったので、これももし知らない人がいたらまずいと思って選んだ(14.5万再生の動画に対しておせっかいな杞憂かもしれない)。人力VOCAROIDがメインの動画であることも大事な要素。

10. 中松ジャズロック feat. 川上俊夫, 深作清次郎 & 自由連合

これマジでカッコ良いですよね?原曲はN.E.R.D. - Everyone Nose (All The Girls Standing In The Line For The Bathroom)のインスト。MV再現の精巧さも含めて一号さんの政見放送MADシリーズ中でも語り継がれるべき傑作だと思っており、みんなに見てほしすぎて選んだ。ツーを連呼する箇所での「3だよ」というツッコミや、OBS上でオーバーレイしたイベントロゴの収まりの良さなどは、事前に想定していた訳ではない幸運な偶然だった。ニコ生のコメントに「一昔前の動画か」というコメントがあって、だから何?と思ったが、時代を問わずカッコ良い動画であることは明らかなので深入りしない。後半のクラップが鳴るところで現地の方も拍手が自然発生したのは嬉しかった。

11. 【日常】でちゃってるビーツ

ここからクラブミュージックを意識するパートに入る。中松ジャズロックで生っぽいブレイクビーツが鳴ったのでまずはジャングルから。よんぱちさんの動画の中でもでちゃってるビーツは低音域がめちゃくちゃ強く出ているので、ぜひともWOMBのスピーカーで聞いてみたかった。素材が日常というのも音MADの歩みとして少し意識した。

12. AICHAN FESTIVAL

J-CORE。原曲はDJ Schwarzenegger - Texas Chainsaw Festival (Edit)。Bangerな感じの音程合わせなのにかわいさが残ったままで本当に良い。一発でアッパーな空気を作れると思ったのでこの位置に。ハードコアテクノが最も好きな音楽なので、そういう意味でも流したい動画だった。我々はフェスティバルにいるんだという意識。

13. 少女さとりの出たー出た!

東方アレンジの電波ガバ。原曲はARM vs uno , miko - 少女さとりのさとりったー。博覧性の表明としてここら辺で例のアレっぽいものを流しておきたかったが、淫夢はまあこの後で誰かやるかな……と思ったので、2025年の好きな動画の中からこれをチョイスした。この後にSir, rie.を流すことを決めた後で、抹茶味さんとの関連(老女ふさこのふさこったー)で積み上げられるなと思ったのもあってここに配置した。

14. Sir, rie.

東方アレンジのニュースタイルガバ。原曲はt+pazolite - Sir, die.。前述の通り、抹茶味さんを意識した繋ぎだが、もっと言えばアレンジ元がさとりったーと同じ少女さとり ~ 3rd eyeでもあるので関係は深い。遡れば初回のnerdtronicsで自分が作った音MAD-mixで柴田 in Mad Houseを流したらめちゃくちゃ盛り上がったという記憶があり、Sir, rie.も間違いなく盛り上がるだろうという感覚がどこかにあったと思う。昔から大好きで、音MADで初めて鳥肌が立ったこのサウンドをWOMBで聞けたら本望だと思った。

15. MovieProは神

直前までこの位置にHusagisが入っていたのだが、改めて参加者の使用動画リストを確認したら芋タルトさんが使っていることに気付いて急遽こちらに変更した。月面さんの動画を流すかどうかは結構迷っていたのだが、やっぱりこういう機会に見ておきたいなと思って選び直した(芋タルトさんが900本満足を選んでいたのも大きい)。月面さんの動画の中でこの動画にした理由は、圧倒されるカッコ良さというよりもポップなギャグに振っている少し異質な動画なので、元動画を知らなくても楽しいだろうという判断による。900シリーズがエア本スレからの派生であることも流れとして意識した。

16. しぐれうい - ただ選択があった

いったん小休止。原曲はフロクロ - ただ選択があった/重音テト。今年の動画を漁っていたらすごく面白い歌詞表現をしている動画があって印象に残っていたので、フロクロさんが出演していることに引っ掛けてピックアップ。巨大なモニターにカメラを向ければ全員が個別のデバイスで同じ体験をできるというのも、こういうイベントならではの意味があるかなと考えて選んだ。会場では結局再現できたのかわからないが、ニコ生では驚いている人も多くて良かった。知られるべき動画である。

17. Room708

ここからは少しの間チル・ゾーン。原曲は原神OST『遺失と忘却の島』より色褪せた追憶の投稿者自身によるリミックス(と思われる)。チルといってもアンビエントほど弛緩してはいけないので、残響的なピアノにブレイクビーツが効いているこの動画を選んだ。映像面でも光の感じがとても映えるだろうなと思っていたが、特にアクセスと……のところは目論見通り綺麗に光っていたので嬉しかった。

18. KONOMORI

チルおよびダーク。原曲はbo en - My Time。この動画は最初に見た時から色褪せない衝撃が自分の中にずっとあり、こういう機会に多くの人に見てほしいな、と思って選んだ。これも黒ベースに白が映える構成で、映像の光を意識したチョイスでもある。音も低域が豊かで広がりもある音像なので、WOMBで聞けたら嬉しいなと思った。

19. カスガ

ピアノのカノンで入るからまだチルだと思ったら、いきなりオードリーさんのDSiカメラでスライドショーが出てきたら面白いと思ってここで流した。こういうふざけた音をめちゃくちゃ良い音響で流してみたいという思いもあった。チル・ゾーンが終わった。

20. bomb

夢から一気に醒めるイメージ。原曲はArtificial Intelligence Bomb。とにかく良い音ということに尽きる。

21. ★!!

あまり意識していた訳ではなかったが、ここから声出しパートになっていく。まず、ここがライブ会場であることを改めて感じたくてこの動画を選んだ。少しは歌える人いるかな、くらいに思っていたらめちゃくちゃ大合唱されていてすごいと思った記憶がある。ニコ生の方でこれ腕組み?っていう判断に迷ってるコメントがめちゃくちゃ面白かった。

22. 崩ラサイト

どこかで内輪ネタから派生した動画も入れたかったので、★!!からのライブハウス的流れでThe Offspring - All I Wantの動画は盛り上がるだろうと思って正司さんを流すことにした。この動画もサビでみんな歌ってて良かった。ニコ生で「これ会場の全員に伝わるんか?」というコメントがあったが、最初にも書いた通り別に一つの動画が全員に伝わらなくても問題無いと考えている。音MADが含む色々なことの中には「伝わらない」ことも入っていると思う。

23. パジャ麻ン呂ーランド

アンセム中のアンセム。原曲はNintendo Land - メインテーマ。参加者アンケートに「これマストね」と書かれており、本当にそうだなと思って選んだ。冒頭の引き伸ばし音でもう盛り上がっていたし、DJ機材が出てきてボイパするところでさらに歓声が上がっていてやっぱりすごい動画だなと思った。待機動画が中盤になってきたこの辺りでガッと盛り上がっていれば、おそらく最後まで熱を維持したまま開演することができるだろうなと思ってこの位置に。

24. Hello

yamasさんの名作。原曲はCAPSULE - Hello。事前にイベント名でパプリック・サーチをしていたところ、フロクロさんをフックに重音テトのファンの人らが来ることがわかっていたので、意外と長い音MADと重音テトの関わりを示すことも意識してこの動画を選んだ。yamasさんが与えた影響の大きさもここで感じられればよいかなと思った。

25. 木に夢中になってたら乗り過ごしてイワシ

YTPMVの現在地、あるいはすでに未来。自分はYTPMVに積極的に関わってこなかったので単なるファンとしての感想なのだが、Helloから思えば遠くへ来たものだ、というような感慨を共有してみたかった。ベースがすごく良い音なので、その点でも会場で聞いてみたかった。

26. 喜多郁代ラバーズ

面白すぎる。Inscrutable Battleと裏表ラバーズのマッシュアップにしても異様な迫力とキレがあるが、チカチカしながら回転する喜多ちゃんがデカいモニターで流れたらめちゃくちゃ面白いなと思って流した。実際、めちゃくちゃチカチカしていたので笑ってしまった。

27. ボッチノ

ぼっち・ざ・ろっく!繋ぎ。原口沙輔さんが出演していることも意識してのチョイス。超晒し2024の1日目のラストで流れてかなり衝撃を受けた動画であり、現代音MADのイベントをやる上でこれを見てから始まるのならば悪いことは起きないだろう、みたいな超個人的なお祈りみたいな感じもあった。冒頭の「あと5分」のところに来た「あと20分だよ!(開演まで)」というコメントが面白かった。

28. 魔が差した

音MADではないが、バイブスが音MADだと思ったので流した。何といってもポップで楽しい動画だということがまずある。イベント当日は最高気温27.8℃とかなり暑い日で、熱中症対策であるOS-1の動画が効いてくるとは想像もできなかったのでリアルイベントならではだなと思った。

29. いっちゃえ

この過剰ともいえるめちゃくちゃカッコ良いドラム打ち込みをWOMBで聞いてみたかった。いっちゃえ、4koma-CatPanic!、なぜならばの3つは、原曲がアコースティック・サウンドという観点で一つのまとまりであることが念頭にあった。

30. 4koma-CatPanic!

原曲はミハイル - 4piece-JazzPanic!。サビの爆発的な盛り上がりと共に躍動するアニメーションを大画面で見たいと素直に思った。文野環の配信が素材であることも要素として大きく、配信者の音MADをどこかに入れておきたかった。

31. なぜならば

最も流したかった動画。原曲はBOaT - 雲番人Bと釣人A。この動画は、後から身の回りの人に選んだことを言及される機会が一番多かった。ある人は泣いたと言っていた。これから始まるnerdtronics3では流れづらい動画かもしれないが、音MADはこのような感動を引き受けることもできるのだということを絶対に言っておかなければならなかった。この動画が流れ終わった時、拍手が起こったのは本当に嬉しかった。かつて、そして今も、この動画に救われた身として。

32. デュエダンス

ここからはすべてのエモーションを巻き込んで開演まで走り抜けるイメージ。圧倒的で爆発的なテンション!個人的な思い出として、映画館で見る音MADという企画で選んで大音量で見た時に本当に楽しかったので、もっと大きな箱でみんなでコールして盛り上がることができたら嬉しいなと思って選んだ。実際にコールが起きており嬉しかった!

33. BCK.

原曲はROSÉ & Bruno Mars - APT.

中国の曲というのはこの動画で使われた草蜢 - 失恋阵线联盟という曲で、広く長く愛されているヒット曲であることをこのnoteを読んで知った。

韓国の曲というのは無論APT.のことであるが、韓国の飲み会ゲームがタイトルとリズムの由来になっているとてもドメスティックな曲だと思っていて、それらがいまの日本の大ヒット曲であるはいよろこんでと一体にマッシュアップされて大団円に至っていくというのは、やはりこのイベントをある種体現しているような気がしてならなかった。ただし、いち動画に対して一定の文脈を押し付けるつもりは無いので「勝手に」感動した、としている。何にせよ大好きな動画である。

34. 藤田ことねこんで

はいよろこんでを踏まえたマッシュアップ繋ぎ。fulucaさんが出演していることに対する音MADのHyperflipサウンドの提示をここでしたかった。ラストで何の音が鳴っているか事前に知っていないと起きない盛り上がりが起きていて良かった。

35. みるみる

現代音MAD最大のアンセム。ラストに流すしか考えられなかった!「みるきの乳首限界か・・・」でとてつもない迫力の合唱が起きており、機材卓で聞いててもマジで圧倒された。miルさん素晴らしい動画をありがとうございます。これからも一緒にいましょう!

総括

すべての動画に感謝!WOMBで見ることができて本当に良かったです。

これからも音MAD見ていこう。

一人暮らしの効能

https://erutufnab.hatenablog.com/entry/2024/09/30/001215

述懐

ノンストップ・ライティングという、推敲しないで10分間文章をセミオートに書き込みまくり、決定論的な文章を叩き出して日記とする行為が数年前に周囲で流行っていたのだが、僕はどうしても推敲しないと気持ち悪くなってしまって実行することができず、あまりその実践の波には乗れなかった。

今にして思うと、そういう迷いを打破するためのノンストップ・ライティングなのであって、有無を言わさず書けばよいだけだったのだが、どうも自分はこういう「有無を言わざす」みたいな行為がまったく得意じゃない。ライトに陰謀論的というか、裏になにか理由を感じないと常に上滑りしていくような感覚に陥ってしまい、「いまやってるこれは、なぜやってるんだ?」と実行目的とは関係ない部分に興味がいって集中が続かなくなってしまう。

この、「行為と目的の連関が見えない時に、行為の方を不毛とする」癖はかなり無意識的に自分の無気力さに蔓延っているのだと思う。よく自分でも回想する典型的な例が、「テレビやラジオで新しいアルバムをリリースした人が宣伝で番組に出るけど、これってどういう意味があるの?」としばらく感じていたことである。

自分で書き下しても、文字通り宣伝のためだろ、としか今となっては思えないのだが、これは僕が抱えていたいくつかの誤謬が原因である。

まず、非常に自分本位な立場からの思考で恥ずかしい限りだが、こういう場における宣伝をまともに取り合ったことが自分で無かったので、勝手に無意味なものとしていた。

僕は昔から人の言う事を毎回あまり聞いておらず、これまでに聞いたパターンの中から現在の状況に合うケースをいくつか思い出し、最も求められていそうな発言・行為を出力として返している、みたいな感覚がある。

その理屈に基づくと、自分の中では「番宣」に対して「おれは買わないな~」という負の学習が随分されてしまっており、最終的にパターンとして「番宣=影響のないもの」くらいまで過学習されてしまっていた。個別の具体的なアーティストが個別の具体的な新作を出しているという、現実世界の至極当然の機微が理解できなくなっていたのだと思われる。

この辺の誤謬に気付き始めたのがたぶん20才を超えてからくらいで、25才になっても未だに自分がこれに類する多層的な認知の歪みの中にいることを発見することが多いので参ってくる。世界をざっくり、曖昧に見すぎていると思う。

一人暮らしの効能

去年の4月に就職し、最初は実家から職場に通っていたものの、片道90分なのはまだいいとして京王線新宿駅で座るために準特急を待つ20分間が精神的に苦痛となり、9月に実家を出て一人暮らしを始めた。24才まで実家におり、大学へも片道2時間掛けてだらだら通っていたので、うっすら「このまま子供部屋で一生を終える流れもあり得るな」などと悠長に構えていたのだが、勤労の疲労というものは僕のぬるい大学生活よりは格段に大きく、これは引っ越さないと身が持たないぞ、という急を要する形での引っ越しだった。

元々京王線ユーザーだったので、京王線沿線で新居を探していたが、少しずれた小田急線沿線に光コンセントあり、オートロック、宅配ボックス、2階、12畳で予算(家賃補助込み)に見合う物件がすぐに見付かったので、仮にこの不動産屋が情報を絞っていて高めの物件を紹介してきていたとしてもここには入居するべきだろうと思い、家探しが1日で終了した。待つのが嫌いなので、変な選択肢の中から変な家(ベストセラー)を選んで苦しんでいた可能性も十分あり、運が良かったといえる。

一人暮らしを始めると、当然であるが家で起きるすべての事象が自分ドリブンになる。これが自分にはとても良かった。実家ではあまりそうはいかないところが多く、同居している親兄弟との兼ね合いを色々と考えたり、そもそも部屋が狭かったのできることにも限界があり、前述の通り僕は思い込みが激しいところがあるので、発想段階でそもそも棄却してしまう行為の意思のみが大量にスタックしてしまっていた。かなり無力感に苛まれる。

家に自分しかいないということは、当然家事などはすべて引き受けなければならないが、適当な料理をしてもよいし、ベッドの向きを定期的に変えてもよいし、自分の使いやすいように住んでいいわけである。寝るか座るかの2択しか取れない狭さだった子供部屋から世田谷区12畳ワンルームへの躍進によって、身の回りのよくわかっていなかったことが自ら分解して理解・実践できるようになってきたのだった。

最近はゴミをちゃんとゴミ箱に捨てることを意識しています。あと、服を取った後にハンガーを投げ捨てないとか(これは自分でも意味がわからない)。無意識でできることが増えていけばいいですね。

配線周りもようやく整理されてきたので、DCの北へ。White Illumination配信であるとか、SSのダライアス外伝配信であるとか、KORG monologueをレコーディングするとか、ターンテーブルでレコードを聞くとか、色々やっていきたい。あとはマルチ入力のあるミキサーが欲しい。

面白い一人暮らし、やっていこう!

手書き日報(解説付き) 2025.04.26

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2025年4月26日

日記を書こうと思っても、キーボードを打つ気力が無く、

では紙に書こうとすると、環境が整っておらず

先送りにする日々が続いていたが、ntr3も終わり、

ようやく机にスペースが生まれ、

ペンを発見し、手帳が書類の下から現れたので、

書いてみようと思った。

といっても、今日は能動的に何もしなかった1日であり、

日記として記すべき中身はそんなに多くない。

振り返ると、nerdtronics3の前週から、

NIGHT HIKEに遊びに行ったり、CCS3に遊びに行ったりと、

WOMBに通い詰める4月であった。

機材や幕間動画の準備でそこそこ忙しく、

また送出担当者の一人としてそれなりのプレッシャーもあったので

気が休まらない一ヶ月であったが、

無事にイベントが完了してくれて何よりであった。

特にchaosgrooveさんには絶大なご協力を頂いて成功に至ったと感じているので本当に感謝しております。

超人みたいな人が多い現世であるが、音MADにも超人がおり、

しかしそれはいきなり生まれたのではなく、

相応の歩みと結み重ねをもって生じたのだな、と強く感じるイベントだった。

フロクロさんと原口さんは、ボカニコでもカマしていて凄かった……。

 

【解説】

超ボカニコ2025は、今日やっていたので見た。あの大観衆の前でニコニコメドレーをやり、めちゃくちゃ盛り上がっているフロクロさんが凄すぎた。

衝撃を受けすぎて、普段から思っていることが思考から飛び出てしまった。

原口さんもなんかむちゃくちゃカッコ良いことをしていて凄まじい。個人的には、nerdtronics3でもやっていたけれど、ガバキックを鳴らしてくれるのでとても嬉しい。ナートロ3の時に勇気を出して聞けば良かったかもしれない。

あと、r-906さんも素晴らしかった。まにまにって本当に好きな曲だなと思った。

最近クリエイティブについて憧れが強くなってきており、しかし自分の甘さ・実行力の低さとのギャップを感じて言葉に言い表せられないわだかまりを感じているのだけど、やっぱり趣味で色々やっていきたいなーと感じる時間だった。良いものには沢山触れた方がこういうエンジンが回ってくれるのだと思う。

あと、やっぱりギターがめちゃくちゃ欲しいんだけど、Jマスシスモデルのジャズマスターを勢いで買いそうになっている。金も無いし、冷静になっても良いんだけど、ギターを買っておくのは別にいくらでも早い方が良い気もするし、ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

youtu.be

好きな物の立体物があるとすごく嬉しいという話を聞いて、超合金パックマンを買ってデスクに置き始めたのだけれど、本当に良かった。

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かわいい。腕を常に上げています。

クリエイティブの話に戻ると、僕はBXPのロッテルダムチルノパートみたいなことをやればいいんだろうな、と薄々わかっている。わかっちゃいるけどやれない。

しかし光明があるのは、この辺だろうな。勉強するしかねえよー。勉強と思った時点で一歩遅いと思うけど、流石に勉強が足りなさすぎるので、やる。

具体的に勉強って何?って感じだけど、メカニズムから言うと、「精読する」ということに尽きる。僕は精読がめちゃくちゃ苦手で常にやり過ごしているのでここに問題を抱えており、意識して精読するだけでだいぶメリットがあると思う。精読の勘所を掴めるようになるまで、読書や仕事を修練の場にしていきたい。たぶん楽しいと思う!