書き留める日報 2021.12.06~2021.12.12

2021.12.06

 先々週の日記に酒を飲んだらアカン、と書いたのにビールじゃなくてハイボールなら違うのでは?と思い付いてしまったのが悪かった。ハイボール缶を買ってきて飲んで上がる心拍と頭痛にダウンして起きたら15時だった。流石に泣きたくなってきた。Twitter構文ではなく、11月半ば辺りから泣きそうになることが実際多い。ある種の不甲斐なさだな。

 色んなものから逃げている、実は逃げていることはそんなに問題ではなく、逃げた先で怠けているのがまずい。一生同じことを言っている。いったんTwitter辞めてみるか……。

 今日の良かったことはお土産のシュークリームが美味しかったことですね。シュークリームはガワの部分が固いから好きだな。おれは固い食べ物が好きなんです。

 邦キチ、すごいバランス感覚だ。サブカルの痛い人への否定と肯定の往復をもって花束みたいな恋をしたという映画を語りながら、映画漫画とギャグ漫画とラブコメ漫画をやっている。元から邦画の変な所をイジる漫画なので悪意のコントロールには気を使ってると思うけど、キャラクターの配置によってメタ構造を作るのがうますぎますね。

 キャラクターで語る漫画だなあ。邦キチや池ちゃんってともすれば映画イジリのためだけに用意されたキャラクターに見えちゃうけど、人格を感じる生身っぽさを出すことで与太話として成立してる気がする。その上で、キャラクターが当然言うであろうと思われる台詞が、自然と映画を語る構造に組み込まれていく感じ。すごいです。

 こんな高度なことをしながらギャグを本懐としているのが素晴らしいな。池ちゃんを主題にした連作は感想用アカウントを作っていた身としてオッと感じる所がありました。今となっては見てません / 聞いてません / やってませんなので、感想の書き方以前の問題ですが。

 極度のめんどくさがりなので何もしないことが可能だが、映像や文章は好きなので、好きなんだったら見たほうが良い。何かに接する個人的な指針を立ててみよう。

 対象は何にせよ、とりあえず見てみる。あまり途中でやめない。結果的に内容を覚えていなくてもよろしい。それじゃあ意味無いじゃんとも思うので、ざっと感想を書く程度のことはする。語彙を悩まなくて結構。おれは視覚野に通したんだ位の心意気だな。

 何の番組だったかはもう忘れたが、有吉の普段の生活を追うみたいなロケで、有吉が食事中もずっと本を読んでおり、『俺は活字中毒でずっと本読んでるけど、読み終わった後なんにも覚えてない、ただ文字を流してるだけ』と言っていたのはすごかった。色川武大も『映画を見すぎて何も感じなくなった、良いか悪いか一つもわからない、ただ「見た」ってだけ』と似たようなことを言ってた。その領域にいつか進みたい、とは軽く言えないが、マインドは似たようなものである。やはり見てます / 聞いてます / やってますしか無いのだ。

 

2021.12.07

 Twitterのアカウントを消すと角が立つので、スマホからアプリを消してみた。ついでにYouTubeも消した。今までも試したが、どうしてもすぐに入れ直してしまう依存症なので長続きしなかった。とりあえず今週くらいは耐えてみよう。PCの方はそのままにしておくので、やりたくなったら起き上がる感じで。横になってる間はBandcampで新譜聞いたり日記書いたり録画見たりすればいいんじゃないかな。普段は本当に何もしていないので、娯楽に興じているだけでも偉いといえる。

 ガバディスコの新譜いいですね。ファンからこれ使ってくれって言われた素材で曲作るEPらしい。スピードフリーク先生の10分越え大作がすごい。ごった煮サンプリングはカッコいいねえ。ガバディスコのリリース、歯抜けでしか聞いてなかったけどぜんぶ聞いていきたい。

 最近Discordの個人鯖にいくつか入ってみて、やったことの可視化をするのにあのツリー型構造は便利そうなので俺もやりたいなと思った。ステルスで動かしてみてちゃんと使いそうだったら実際やってみるか。あー、やらなそう。

 おすすめに出てきて見ちゃった。面白かった。おれはたぶん時代劇が好きなんだよな。たぶんというのは熱心に見たことが無いからで、座頭市とか黒澤作品の時代物が好きなので帰納的に好きだと言えるだろうみたいな。

 制作年代にもよるけど、ザラついた音質が好きというのもある。それにしても主役の三人衆が全員知っている俳優だと画面がスッと入ってくるな。カラッとした性格だけど誇りを重んじている素浪人の役所広司、良すぎる……。どら平太役所広司も良かった。役所広司顔ファンです。

 

2021.12.08

 朝方まで起きていて寝る前に書いている。つまり昨日の日記と連続した意識で書いている。夕方まで寝ているんだから当然だな。

 「作家と家元」をパラパラと読んだ。色川武大立川談志が好きだから買ったんだけど、色川氏に分量が割かれていて嬉しかった。同じ分量なのは石原慎太郎。あとは景山民生、伊集院静くらいが名前を知っていて、不勉強ながら他の作家は知らなかった。

 対談や家元⇔作家による相手についてのエッセイ集で、それぞれの人格を知らないと付いていけなさそうだけど何とかなるでしょう。試しに色川武大との「芸人」がテーマの対談を読んでみたが、この対談の固有名詞の多さには驚くぞ!

 おれからすれば祖父に近い年齢の人間が見ていた芸人、つまり上の上の上の世代の芸人の話題に終始しており、9割知らなくてビビった。1割は何かというと、いとし・こいしとか、中田ダイマル・ラケットとかです。二人で芸人の名前を「あれ知ってる?」と出すこと自体が面白くなっちゃってる感じで、いつまでこの調子なんだ?と思うと、いくら読み進めても延々と延々と延々と芸人の名前が連発されている。迫力のある会話だな。

 談志はともかく、色川氏の方も喋っているのをYouTubeで見たことがあるので頭の中で喋らせてみると面白く読める。そういう意味では楽しくて良い本だ。興味のある本を読むと面白いのでおすすめです。

 モクムの日本人コンピ良いですね。モクムも聞けるだけ聞きたいな。

 オモコロのダメ人間特集読んだらまあまあムカついてきた。何がムカつくんだろう。ダメな奴を見てると不安になってくる。おれも根底が常識側の人間ということでしょう。母の影響だろうな。それか単なる逆張りへの逆張りか。群がってウケようとしている状態が苦手ともいえる。

 

2021.12.09

 今日はやる気があった。おそらくここ最近で一番だな。色々と進んで満足。躁っぽい時は作業しまくれ!

 立川談志の動画が没後10年だからか色々と上がっていて、いくつか見た。落語が好きというより談志が好きなのだけど、おれが理想とする理屈屋という感じで好きなんだよな。

 最初にすげえ!と思ったのはまくらで時事ネタを客から聞く時に、「なんか話題無いか?大抵のことは分解してやるよ」と言っていたのを見た時かも。ありふれた言い方のように聞こえるが、当時のおれは「出来事を『分解する』」という表現に非常に納得したし、それを当然できるように話す談志という人間が粋でカッコ良く感じたな。

 

2021.12.10

 なんか書きたいことあった気がするけど12時~17時まで昼寝(?)してたらすべてを忘れた……。

 MEGALOVANIAパートで参加しました。全パート面白いとビビっちゃうね。EDも最高。

 そういえば年内の合作〆切は済んだので解き放たれました!!いやー庵野秀明展行っちゃおうかな!!「11月めっちゃ働いたつもりかもしれないけどそれまでがカスすぎるだけですよ」とイマジナリーな声が聞こえてきた。仰る通りです。

 Discordで通話やってるな~と思ってそれを眺めてる時間が多すぎる。内気を絵に描いた人間かキミは。髪切るのがイヤすぎて床屋に入らずにウロウロして帰った中学生の僕か。あ、おれか。何にせよ精神がROM専にできている。たぶんそれで良いと思うよ。

 

2021.12.11

 10選が決まらない。それとは別に、一切やり方がわからないけどやらなきゃいけないことがあって動悸がすごい。寝ます。

 

2021.12.12

 10選決まった。気分が変わるかもしれないので〆切まで放っておくいつものルーティンに今年も入りました。

 今週はメモを書き留めるように日記を書くと意外と書けることを発見した。色々とスタイルを模索している。